投資額の数え方を決める - 貯玉・再プレイ・換金率をどう記録するか

投資額と回収額は、単純そうに見えて数え方に迷う場面が多い項目です。貯玉を使った日、持ちメダルのまま台を移った日、非等価の店で打った日。どう数えるかの流儀は人によって違いますが、一番大事なのは、どれを選ぶかより一度決めたルールを変えないことです。

ルールが揺れると、記録は比べられなくなる

ある日は貯玉を投資に含め、別の日は含めない。こうして数え方が日によって変わると、1日ごとの収支は付けられても、 月の合計や店ごとの比較が意味を持たなくなります。「先月より成績が良くなった」と見えても、それが立ち回りの変化なのか、 数え方が変わっただけなのか区別できないからです。

だから最初に決めるべきなのは「正しい数え方」ではなく、自分がずっと使い続ける数え方です。

基本は「現金がいくら出て、いくら戻ったか」

迷ったときの基準としていちばんぶれないのは、財布を中心に考える方法です。

  • 投資 — 財布(または銀行口座)から出ていったお金
  • 回収 — 換金して財布に戻ってきたお金

現金だけで打って、最後に全部換金する日なら、これで迷うことはありません。問題は、現金に換えないメダルや玉が途中で動く日です。

持ちメダルのまま台を移った日

1台目で出たメダルを換金せず、そのまま2台目に持ち込む。よくある打ち方ですが、台ごとに記録しようとすると 「1台目の回収はいくら?」「2台目の投資はいくら?」が円で書けなくなります。台を降りた時点で分かっているのは枚数だけだからです。

この場合は、持ち込んだメダルを、その店の換金率で円に換算して両方の欄に入れるのが一貫した方法です。 1台目の回収と2台目の投資に同じ金額が入るので、1日の合計ではきれいに打ち消し合います。

例として、5.6枚で100円に換金する店で、次のように打ったとします。

投資 回収 収支
1台目 現金 10,000円 持ちメダル800枚 → 14,000円 +4,000円
2台目 持ちメダル800枚 → 14,000円
+現金 5,000円
1,200枚を換金 → 21,000円 +2,000円
1日の合計 現金 15,000円 21,000円 +6,000円

※ 800枚 ÷ 5.6 × 100 ≒ 14,285円、1,200枚 ÷ 5.6 × 100 ≒ 21,428円。この例では500円未満を切り捨てています。 実際の店では、現金にならない端数は景品などで渡されます。

合計の+6,000円は、実際に財布から出た15,000円と、換金で戻った21,000円の差と一致します。

もし2台目の投資を「現金5,000円だけ」と書くと、2台目の収支は+16,000円になり、1日の合計は+20,000円に膨らみます。 持ちメダル800枚を、1台目の回収と2台目の儲けで二重に数えてしまうからです。

貯玉・貯メダルを使った日

前の日までに店に預けておいた貯玉を引き出して打った場合も、考え方は同じです。 貯玉は、換金しようと思えばその日にお金にできたものなので、使った分は換金率で円に換算して投資に含めると一貫します。

「貯玉は元々勝った分だから、投資はゼロ」と数えると、その日の収支は実態より良く見えます。 貯玉を作った日の記録ですでに回収として数えているなら、使った日に投資として数えないと、やはり二重に数えることになります。

再プレイの手数料や上限は店によって違います。手数料がかかった場合は、その分も投資に含めてください。

換算に使うのは「貸出単価」ではなく「換金率」

メダルを円に換算するとき、借りたときの値段(20円スロットなら1枚20円)で数えたくなりますが、 非等価の店ではそれだと実態より高く見積もることになります。そのメダルを実際に換金して手に入るのは、換金率で計算した金額だけだからです。

投資側も回収側も同じ換金率で数えておけば、台を移った分は打ち消し合い、1日の合計は実際のお金の動きと一致します。 換金率によって収支がどれだけ変わるかは、等価と非等価で収支はどれだけ変わるかで計算しています。

カモログでの入れ方

カモログの収支入力では、投資額・回収額の入力欄を「円で入力」と「枚数(玉数)で入力」から選べます。 枚数で入力すると、換金率(何枚で100円か)を使って円に換算され、500円未満の端数は切り捨てられます。

換金率は店ごとに端末に記憶されるので、同じ店なら次から入力し直す必要はありません。 まだ換金率を入れたことがない店では、等価(スロットは5枚で100円、パチンコは25玉で100円)から始まります。

決めたら、メモに書いておく

数え方を決めたら、そのルールをどこかに書き残してください。数か月後に振り返るとき、自分がどう数えていたかを忘れていることは珍しくありません。 途中でルールを変える場合は、変えた日をはっきり記録しておくと、その前後の成績を混ぜずに比べられます。