大負けした日の過ごし方 - 取り返しに行かないために

大きく負けた日は、その金額以上に危ない日です。いちばん避けたいのは、負けを今日中に、あるいは明日取り返そうとすること。取り返そうとして打った日は、多くの場合さらに負けを広げます。この記事では、大負けした当日と翌日の過ごし方をまとめます。

大負けの直後は、判断力が落ちている

大きく負けた直後は、悔しさや焦りで冷静な判断ができなくなります。「このまま帰ったら負けが確定する」 「もう少し打てば戻るかもしれない」と感じるのは自然なことですが、その感覚に従って打ち続けると、負けはさらに広がりやすくなります。

負けを取り返すために打つとき、人は普段より高い投資をし、普段なら座らない台に座り、普段ならやめる場面で粘ります。 つまり、いちばん不利な打ち方を、いちばん冷静でない状態ですることになります。

当日やること

1. その日はもう打たない

台を離れたら、その日はそれで終わりにします。同じ店で台を移るのも、別の店に行くのも「続き」です。 店を出る理由を探すより、「大きく負けた日はその時点で帰る」とあらかじめ決めておくほうが確実です。

2. ATMに行かない

財布のお金を使い切ったあとに引き出しに行くのは、取り返しに行く行動の典型です。 打つ日は、その日に使っていい額だけを持って出かけ、カードを持っていかない、という対策も有効です。

3. 負けた額をすぐ記録する

つらい作業ですが、その日の投資と回収はその場で記録してください。時間が経つと記憶は負けを小さく見積もり、 「そこまで負けていない」という感覚が、次に打ちに行く理由になります。数字を確定させることで、負けを受け止めるきっかけになります。

4. 早めに寝る

疲れた頭で負けを反省しても、自分を責めるか、取り返す方法を考えるかのどちらかになりがちです。振り返りは翌日以降にしてください。

カモログの「GAME OVER」画面

カモログでは、5万円以上の負けを記録すると、保存したあとの流れの最後に、アーケードゲーム風の「GAME OVER」画面が一度だけ表示されます。 画面には負けた額が「SCORE」として表示され、「CONTINUE?」のカウントダウンが進みます。 ただし押せるボタンは「▶ やめとけ」の一つだけで、続けるための選択肢はありません。 最後に「本日の営業は終了しました。おつかれさまでした。」と表示されます。

説教ではなくネタとして、「今日はもう終わりにしよう」と伝えるための画面です。 アプリの側は、取り返しに行くことを勧めない立場にいます。

翌日やること

1. 「取り返しに行く日」にしない

大負けの翌日は、前日の負けが頭に残っていて、打ちに行きたい気持ちが強くなりやすい日です。 少なくとも翌日は打たない、と決めておくと、取り返すための連続した負けを防げます。

2. 月の予算と照らし合わせる

その負けで、今月の予算のうちどれだけを使ったのかを確認してください。予算の大部分を使っていたら、その月の残りは打たないという判断ができます。 予算の決め方は月の予算を決めて守るにまとめています。

3. 何が負けを大きくしたのかを振り返る

大負けは、1台で一気に負けることより、深追いや台移動の積み重ねで大きくなることが多いものです。 どの時点でやめていれば傷が浅かったのかを記録から確かめると、次のヤメ時のルールが決めやすくなります。 ヤメ時をデータで見直すも参考にしてください。

話せる相手がいると、負けは少し軽くなる

大負けを一人で抱えていると、それを埋め合わせたい気持ちが強くなります。 誰かに「今日は5万負けた」と話せるだけで、負けは「取り返すべき損失」から「話のネタ」に変わり、少し距離を置いて見られるようになります。 その考え方は負けをネタにする文化は何を救うのかに書いています。

大負けが続いているなら

大きな負けが繰り返し起きている、負けを取り返すために借金をしている、負けたことを家族に隠している。 こうした状態が続いているなら、打ち方の問題ではなく、のめり込みのサインかもしれません。 一人で抱えずに、相談できる窓口を頼ってください。